さて、神社仏閣参りの続きでございます。
伊勢神宮をお参りした翌日、奥伊勢という場所に知り合いのご夫妻に案内していただきました。
伊勢から熊野に向かう途中にある場所が「奥伊勢」にあたると今回初めて私は知りました。
そこには、「瀧原宮神宮」という伊勢神宮をグッと小さくしたようなお宮がありました。
なんとここは今の内宮の「皇大神宮」が元あった場所だそうで、渋いことこの上ない!
侘び寂びJAPAN!って感じでございました・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・ナンジャソリャ・・・・
参道の両脇は巨木!!伊勢神宮敷地内にある木よりもはるかに大きな木がたくさんありました。
派手な装飾がある訳でもなく、ひっそりそこに佇むお宮。しぶ~~~~い!
そして、ここの参道の途中にある摩訶不思議ゾーン。なんと「磁場がゼロ」の土地があったんですぜ、奥さん!(笑) で、そこに生えてる木が冗談みたいにねじれねじれて生えてるんです!
このサシンでわかるかなぁ?(笑)本物はもっと迫力あるツイスト状態だったんですわ!いや~~~どうなってんのこれ?(笑)オゥ!\(◎∠◎)/マイガーッ!! 磁場がないと不可がないの?どういうこっちゃ。未だにわからないアテクシです(笑) 世界ふしぎ発見に出して欲しいわぁ(笑)
そして、「奥伊勢」の隠れ名所。知る人ぞ知る、とあるレストランの「ウニパスタ」!これを食べにわざわざ奥伊勢まで足を伸ばしたと言っても過言ではないというソレ(笑)。それを食べに「瀧原宮参り」をしたあとそのレストランに寄りました。
これがその噂のレストラン「まるたんぼうドライ部」。有名人もよくいらっしゃるそうです。素敵なママさんが迎えてくださり、お食事もお話もすんばらすぃ~~~~ものでございました。
これが「ウニパスタ」。濃厚でクリーミーなスープにまみれたウニとパスタを味わったあとは、その残りのスープでなんと「リゾット」を作ってくれるのです!!!2段仕込みでとことんウニを味わえるこのメニュー。
で、限界まで食っちまった腹を抱えて向かった先。
そう、旅の目的第二弾。次なる場所「高野山」に向かったのですが、その途中で「女人高野」と呼ばれる「室生寺」に案内していただきました。
その昔、女性は日本仏教における聖地である「高野山」に入れなかったそうです。
高野山というのは総称で、「弘法大師空海様」が修行の場として開いた盆地を総称してそう呼ぶのですが、この盆地がただの盆地ではなかったんですね。8つの峰に囲まれて「蓮の花の形」をした盆地だそうで、「八葉蓮台」という大変良い場所。で、男性が真言宗を極めるのに厳し~~~い修行を行う場所として、結果「女は入っちゃいか~~ん」ということで女性はその盆地に足を踏み入れられなかったそうな。
で、今回訪ねた「室生寺」は「ここで高野山をお参りしたつもりで」という感じで←( ̄ー ̄;ホントカヨー!(笑) 女性の人はここでお参りしてかわりに高野山に立ち入っちゃいかんという掟があったんですわ。←これ案内してくだすったお坊さんの受け売りですねん(笑)
はい、説明長くなりましたが、その「女人高野」と呼ばれる「室生寺」、あたしゃ実は「( ̄-  ̄ ) ンー たいしたことないんでねぇの?」なんて思ってなんの期待もなく行ったんですわ。
そしたらなんとΣ(゚д゚lll)。
すんばらすぃ~~~~~仏様のオンパレード!!!!
いや、あたしゃ「三浦ジュン」みたいに「仏像フェチ」でもなんでもないんですよ(笑)
仏像に関する知識なんて皆無。なんたって旅の真の目的は「ウニパスタ」だったんすから(笑)
お堂守りのおばちゃん達の仏像に関する説明も「それは●●時代、そっちは▲▲時代のやつねん」なんてこともなげにふっる~~い時代の説明を、つい昨日のことのように言うのがまたすごくて(笑)。
で一番感動したのは「室生寺」本堂におわした「如意輪観音像」。
これ!これです。普通さ、こんな国宝指定の仏像は1年に1度のご開帳かと思いきや、堂守りのおばちゃん言わく「いつでも触れるくらい近くて見れるで~~」とアッサリ(笑)
どの仏像も「国宝指定」という重要文化財が身近に見られて、感動いたしました。
この写真の数十倍、綺麗だったんですよぉ。あ、このおサシンはネットからの拾い物、実際は撮影禁止です。本物はもっと迫力がございました。そしてなんとも言えぬ官能的なお姿、仕草、指の先。あ~~、うちの生徒もこれくらい指の先まで神経入れてくれたらなぁ、などと思って(゚ーÅ) ホロリ
ここではるか昔より、多くの女性が癒されてきたのでありましょうか。この室生寺、かの山形県が誇る郷土の写真家「土門拳」が熱を入れて撮影した場所でもあります。
はい、室生寺をあとにしていよいよ高野山へ。
今回の旅、新車納車してもらって5日目だったんですけど。
いきなり山攻め!タイヤ鳴らして!そりゃ今回の車4WDだけど!いきなりこの道かよぉ~~~~~~~!とほぼブチギレ状態(笑)
東北は山形ナンバーでおまけに新品のスタッドレスタイヤ。
はい、思いっきりの峠攻めでタイヤは二皮ほど剥けた感じがいたしました(笑)
でも、未だにそんな山道攻めなきゃ「高野山」って場所にはたどり着かないんですわ。やっぱ永平寺とその地位を二分する「日本仏教」の聖地だけあるわ。
そして、ようやくたどり着いた「高野山」と呼ばれる寺院に溢れかえった町。振り向いても見渡しても「卍」だらけでございました。
おサシンは疲れ果て、すでに夜の場面しかなかったのであった(笑)
これは今回お世話になった「福智院」さんの「宿坊」の中庭。うちにもこんな庭欲しいわぁ~~~(笑)って、こんな庭にしたら、うちの猫達が喜んで砂ホッ繰り返してンコしそうだな(笑) 中庭ってもこれほんの一部ですから。も~~~~~~~~~~っと実物は広くてでっかいお寺さんでござりました。
夜は噂の精進料理。この隙間の部分に次から次へと、お料理が続々出てきました。もちろん肉・魚はなし。なもんで限界まで食べたつもりが、朝しっかりお腹空いてるのが精進料理たる由縁ですかね。
これ、ナプキンかわりのかっこええ手ぬぐい!もちろんお土産にいただいてきましたわ。
で、この高野山の町に「院」と「寺」数多くある中に、私が泊まったこの宿坊は唯一「温泉」付きのお宿でございました。
なんとここのやり手のご住職様が「温泉掘ったで、客呼ぶで~~」というやり手のご住職。なもんで広大な院の宿坊はものすごい部屋数があり、時期になると宿坊に泊まり修行なされる方で溢れかえるそうな。有名な芸能人の方々も、一人でこっそりやってきて普通に泊まって行かれたりするそうです。アテクシが泊まってた時は「日●旅行」の幹部研修の方々が(おっさんばかりやった)団体でバスでこられてました。
で、翌朝は6時から本堂で勤行。
はい、もちろんアテクシもしびれる足をモジモジさせながら、お勤めさせていただきやしたぜ!(笑) うちの両親が旅の疲れでダウンしてたので一家代表で朝からのお勤めはなかなか清々しゅうございました(笑)
宿坊を出て、次に向かったのは、高野山の総本山「金剛峯寺」。
そう、高野山真言宗の総本山の寺院でございます。
なんと全景のサシンがないんだわ。あまりに大きすぎて写すの忘れてました。このサシンは裏手のほんの一部。皇族の方々がいらした時の控え室だそうです。ほんとにほんの一部分です。
本堂の中はたくさんの部屋が連なり、襖絵も間近に見られました。
このワンコは弘法大師様を高野山に案内したワンちゃん達らしい。
はい、ほかにもいろいろ回ったんですが、朝の勤行で頑張っちゃったせいか、写真撮るのほとんど忘れてました(爆)←なれないことすっからねぇ・・・ヤレヤレ… ヽ(゚~゚o)ノ アキマヘンワ
で、弘法大師様のお骨が眠る「奥の院」へ移動。
この弘法大師空海様がこの「真言宗」を極めて世に広められた方なもんで、その空海様をお祀りし敬うのがこの「奥の院」だったのでございます。
4万基(一説には20万基)もあるという広大な墓地を通り抜け、一番奥手にたどり着くと、そこには未だに弘法大師が瞑想されてる「奥の院」があるのです。
この弘法大師様、瞑想座禅、手は大日如来の印を結んだまま「悟り」の世界に入られたそうで。
だので、未だにお大師様は「生きてる」扱い。
だから、毎日、朝晩に、なんとお大師様のための御飯をお大師様が未だ瞑想されてる一番奥の秘部に運ぶ習わしがあるのです。
で、ラッキーなことにその「御飯」を運ぶ場面に遭遇。
山吹色の袈裟に身を包んだお坊様が颯爽とお食事の箱を運んでおります。
これがまたちょ~~~~~~~~かっこよかったの!坊さんが!!!(爆)
最近の坊主、イケメンじゃ!(笑)
このお役目、結婚すると出来ないんだって。独身じゃないとお役目に着けないそうで(笑)そうかよ、女人と交わると「汚れる」って見解なのか?とちょっとムカついたけど、かっこいいいもんはかっこいい訳でして(笑)
で、このあと、撮影禁止の一番の奥へお参りしたのでございました。
そしたらワチキに不思議な現象が。
ぜ~~~~~~~~~~んぜん、普通にお参りしてたのに、涙がハラハラ止まらないんだよ。
( ゚ ▽ ゚ エッ!!なんであたし泣いてるの?悲しくもなんともないんすけど!!
やだ、やめてよあたし!なんで泣くの?ヾ(≧□≦*)ノと内心ジタバタ(笑)
で、一緒に同行してくだすったお坊様の般若心経を聴き終えるうちに涙はスコンと引っ込んだんですが。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε= ヒイィィィ!!!!( ̄⊥ ̄ノ)ノ 何が起きたんざましょ?アテクシに!!(笑)
きっと先祖の誰かが便乗して来たのかしら?(笑)
だって、あたしゃ「真言宗」でもないし「ノンケ」だもん、宗教に関しては(笑)。
嫁いだ先は「曹洞宗」父の実家は「臨済宗」母の実家は「日蓮宗」か?よくわからんが(笑)
でも、どんな宗教を信仰してても、一番上は皆同じもの(人?)を崇めて頼ってすがってるんだろうな、って思ってるだけで。
しかし、日本人として日本に生まれたからには、神様や仏様や、その時々、土地、身近に関わるものやことにまずは手を合わせるのは必要だと思ってる訳でして。
なんだか、泣いてスッキリしたせいか、弘法大師様が身近に感じられちゃったというただの単純バカな顛末でございました(笑)。
そしてこの奥の院に続く墓地、無限大にお墓が並んでたんだけど、面白かったのが「企業」のお墓。
そう、いろんな企業が会社に関わることで命を落とした人々を弔うために建てた「社墓地」っての?
もう有名な企業がすごい広い敷地に社名入のでっかいお墓を建てとりました。
「日産」とか「ヤクルト」、「ん?ヤクルト?乳酸菌でも供養してんのか?」なんてツッコミ入れたり、「UCCコーヒー」のお墓にはでっかいコーヒーカップがあったり(笑)「なんとか建設」とかさぁ、もう「おお!」わぁ!」と左右キョロキョロして唸りっぱなしで(笑)面白かったのがこれ↓
これ「シロアリ」さんのお墓。シロアリ駆除会社が建立したと思われるお墓。バカバカしくて吹き出しちゃったんですけど、よく考えれば、シロアリだって、おけらだって~~アメンボだ~~って~~~、みんなみんな生きているんだ、友達な~んだぁ~~、ってやつでして(爆)
古くは織田信長のお墓もあったし加賀百万石の前田家のお墓もでっかいのがありました。
で、そこから奈良の街に大移動。考えてみれば「高野山」は「和歌山県」だったわけで、そこからまた「奈良県」の街中に移動して、次は昨年もお参りした、生駒の小山にある「信貴山」に行かせていただきました。
そう、毘沙門天様をお祀りしてあるこのお寺。寅のお寺として有名。私がお参りするちょっと前に「阪神球団」御一行様がお参りに見えて、大混雑だったそうな。あたしゃ寅年ですゆえ、また訪問出来てカンゲキ!
この信貴山にあるお寺「朝護孫子寺」でお坊様をしてる方と今回ご一緒させていただいた旅。フィニッシュはこのお坊様が勤められてるこの信貴山でのお参りで幕を閉じたのでございます。
「毘沙門天様」がお祀りしてある本堂でありがたくその方直々お祓いを受け、その後、真っ直ぐ実家の東京に帰ってきたのでございました。
この度、いろいろお世話になったAご夫妻様、ほんと~にありがとうございました。素晴らしい数々のおもてなし、ほんとに感動いたしました。感謝カンゲキ雨あられ暴風雨って感じでございます!(笑)
で、西名阪自動車道の「法隆寺インター」から東名自動車道の「川崎インター」までひたすらぶっちぎり、無事実家に帰宅。
納車5日目で出発した新車は、その後山形に帰ってきたら3200キロになっておりました~~~。
帰宅後、車のディーラーに用事で行ったら、走行距離チェックして担当さんが絶句しておりましたっけ(笑)
ってことで、浄化の旅も無事に終了。
無事故無違反、怪我なし事故なし。
これも弘法大師様のおかげでございますわ。ありがたやありがたや~~~~~。(笑)
帰宅して食べた本場で買った「高野豆腐」。
めっちゃ美味しかった(o ̄∇ ̄o)ヘヘッ♪