アウアナナイト、後半戦でございます。大混雑の休憩時間、お腹減ったと思っていたら、こんなものを買ってきてくれました。
いわゆる、プレートランチ。ハワイでは、こうやって一つのお皿になんでも盛り付け食べちゃうスタイルが通常です。量が多いので、二つ買ったのを4人で分けて食べても、かなりお腹いっぱいになります。味は、ぶっちゃけ「美味しくない!(-”"-;)」だけど、背に腹は代えられず(笑)口に入ればいいんです、こういうところでは。2年前は中華料理をお持ち込みして(焼きそばとか春巻きとか)食べていたら、周りから羨ましがられました(笑)だって、ここの売店で売ってるのって、このおサシンの内容程度なんですもんね。日本人の食生活がどれだけ豊かか、異国に出向くとわかるのは、こんな瞬間です(`~;´)ムシャ ムシャ・・・なんてことを食いながら話してた訳で(笑)。
狭い座席でようやく食事を終え、開始時間を待っていると、なんと「梅ちゃん」登場!ってか最近は「ミッツ・マングローブ」とか勝手に呼んでるアテクシですが。(笑) この人「Keli “Gobbles” Viernes」さんとおっしゃって通称ゴブちゃん。今、ハワイで一番人気のバンド「KUINI」のBASS担当のオカマちゃん。(笑)このグループ3人の皆さん「女装」したオカマちゃんグループなのですヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
元ナーパラパライのKapulanakehau Tamure さんも入ってるし、もう一人はIwalani “Ho’o” Apo さん、通称ホオちゃんとおっしゃいます。
この「KUINI」って「QUEEN」って意味なんだって。だからなのか、頭にゃ、お妃様のような漬け物を(胡瓜とか茄子じゃないよ)付けてるのが、トレードマーク。ってか女装を称して「ドラッグクィーン」って言うんだけど、それに引っ掛けてんでしょうかね?(笑)
ほら、このおサシンも頭にそんなの乗っかってるでしょ?
実はこのグループ、ケハウが参加する前から、アテクシはワイキキのフラカンファレンスで毎年お見かけしとりました。カンファレンスのランチタイムにバンドが入って演奏してくれて、メレフラタイムみたいになるんだけど(いろんなクムが目の前で踊ってくれるんです)その時のバンドがこの方たち。ものすげ~~~上手い演奏と声に「どこのグループ?」と興味チンチンであったのでございました(笑)
ゴブちゃん最初見たとき「ワハハ本舗」の梅ちゃんクリソツで、あたしゃ「梅ちゃんが!!」と大興奮したのを思い出しました(爆)
地元のハーラウ、「Hālau O Ka Ua Kani Lehua」。そうです、クム・ジョニー・ラムホーのところです。ウリウリを持ってのパフォーマンス、お題は「Huaka`i Hele I Puna 」。ハワイ島のプナの海に関する様々な様子をクム自ら書き下ろしの曲。スカートが変わってるなと思っていたら、ハラの葉のスカートでした。ワイルドな感じでこれがまた面白かった。そしてのっけっから「8ビート」で始まり、場内のお客サン、大喜び。ウリウリを腰にディスコのようなステップを踏んでのスタート、盛り上がらない方がおかしいでしょう(笑)。
ハラの葉のスカート、ボリューミーでかっこよかった!途中ウリウリを床に置いてのて踊りの箇所もあり、終わりはまたディスコビートで。クム・ジョニー・ラムホーここにあり、というパフォーマンスでございました。
お次の出番は「Ka Pā Hula O Kauanoe O Wa`ahila」、クム・メリア・ローベンスタイン・カーター先生のハーラウです。
お題は「 Kananaka」。マウイ島のラハイナの海の住む人魚のメレ。カオナ(裏の意味)が結構エッチなので、子供に教えられるかどうかは微妙なラインなのですが、結構イベントで子供に踊らせてる日本の先生が多いのも(;´Д`A “`なアテクシです(笑)
バンドのKUINIのメンバーともに、オラパの衣装に注目。なんと人魚のウロコのような生地なんです。ティーリーフのスカートはリポア(海藻)を表していたのかな?
KUINIのメンバーをこれを着て出てきた時は「何、鯉のぼりみたいな服着てんのかな?」と思ったんです(爆)
お次のハーラウのバンド、後ろ姿だけど、ウォルデンさん達です。なんか出番ここしかなかったような気がするんですけど。今年はお呼びが少なかったのかな?
お次のハーラウは「Hālau Kekuaokalā`au`ala`iliahi」ご夫妻でいつも仲睦まじく登場なさるクム達のハーラウです。
お題は「Laupāhoehoe Hula」。ハワイ島はラウパーホエホエの自然の中で元気よく過ごす少年のお話・・・だったような。
舞台下で、クムも一緒にリズムを取って踊ってらっしゃいました(笑)。
カワイこちゃんが多かったわぁ(笑)←どこ見てんだかσ(^_^;)テヘヘヘ・・・
ウォルデンさんも「いや~~、終わったぜ~~」って顔しとります(笑)。
お次の登場、私達の左後方よりオラパがやってきました。手にはプイリ。
「Hālau Hula O Khikilaulani」そう、亡きクム・フォンセカのハーラウ。
バンド席にはでかい譜面をもったシニアバンドが再び登場(笑)クム・ナホクオカラニ・ガスパンも舞台袖で見守ります。
やっぱ舞台先頭のオラパのティーリーフのスカートの広がり方は半端じゃないですね(笑)
お題は「Charles E. King Medley 」。この「チャールズ・キング」さんは有名な作曲家。「ハワイアンソングの父」と呼ばれたお方。たくさんの名曲を世に残し、「カイマナヒラ」や「レイナニ」などメジャーな曲は、どなたも踊られたことがあるのではないのでしょうか?
このチーム、すごいフォーメーションの連続で、動くのなんのって!次から次へと、曲が変わるたびに隊列を崩し、組み換えすごかった!(笑)
見てる方も、口開けて「わぁ!」だの「うぉ~~!」だの大興奮です(笑)
ここも入賞するんじゃないかな?と思いました。
お次のハーラウ「Hālau Ka Lei Mokihana O Leinā`ala」日本でも人気が出てきた若手クム・レイナアラ・パヴァオ・ジャーディン先生。カウアイ島のクムでいらっしゃいます。このクム、ドレスも振り付けも若々しくて素敵です。
お題は「Eō E Nā Kumu Hula O Hawai`i Nei 」 ホオポエから始まり、フラを教える者全てに捧げる敬意を表現したメレ。教え続けること、学び続けることがフラを永続させるという、壮大なテーマの曲でした。
お!お次はイケメンクムのハーラウ「Ke Kai O Kahiki」。そう昨年急逝されたクム・オブライアン・エセル氏を引き継いで、このクムがハーラウを引き継ぎ、そして亡きクム後の、初めてのパフォーマンス。
あ~~、後ろ姿がもったいない!(笑) お題は「Mele Lāna`i」。ウォルデンのCDに曲がありましたね。ラーナイ島のオフィシャルフラワー「カウナオア(黄色い花です)」をレイにしてかけておられました。島の自然の素晴らしさを讃えたメレ。パイナップルが昔はたくさん取れて、人々が賑やかに暮らした様子を、超高速なハンドモーションで表現したのが、面白かったですね~~。バンプの手がものすごい速さで回されていたんです。
はい、お次のハーラウは「Ka Lā `Ōnohi Mai Ha`eha`e」。クム・ケアベ&トレーシー・ロペスのご夫妻のハーラウです。
奥様のトレーシーさん、なんと妊娠8ヶ月。グリーンのドレスの女性がそのお方。
流石に50回目を意識してか、このハーラウもゴージャスな衣装で登場。
ハワイアン王朝の最後の王位継続者であった、カラカウア王の姪、カイウラニ王女を讃えたメレ。
この王女様が愛した花が「ピカケ」。そのピカケをたっぷり使ったレイとクラウンのヘア飾りが上品でエレガントでした。
次に登場するのは、カムエラ。バンドのボーカルとコーラスを務める、リム・ファミリーのローナさん。この方いつぞや、ハワイ島からオアフ島に戻る飛行機の中で、アテクシの後ろの席におられまして、旦那様とイチャイチャしていたのが、思い出されました(; ̄ー ̄A ショーモナーオモイデー・・・・ってか、その旦那さんが書かれたメレでして、自分の母親を女神ペレにたとえて、讃えた唄だそうです。
この歌を歌いながら、ローナさんもナタリーさんも皆さん、泣いておられました。リハーサルでも本番でも。
きっといろんな事情が絡み合い、様々な感情や思いが溢れてくるからだったのでございましょう。東洋のイエローモンキーのアテクシには想像することもできません(笑)。日本人と違って、ハワイの人は「誰それが、どこどこの親戚」とか「先祖が一緒の家系」とかそういう複雑な繋がりが実に多くて、濃いんです。
ジーナ先生と話してても、ナニ・リム・ヤップ、クアナ・トレス、ナプア・グレッグが親戚に当たるのよ、とチャート式で説明してもらったりして、どびっくり!(笑)そのほか、あの人もこの人も親戚~~、といろいろ説明してくれました(笑)ほんとに、どんだけ親戚関係濃いんだよ、この人種!と思っていましたが、涙の下には、きっとそういう事情も絡んでいたのかもしれませんね(笑)。
赤毛のアン?いえいえ、「ダンサーキラー」のヴォーカリスト、天下のナタリー・アイ・カマウウさんでございます(笑)
この方、オラパのパフォーマンスが霞むほどの、歌唱力の持ち主。「あたしの唄を聞いてぇ~~~~~}と主張が大きすぎて、アテクシは勝手に「ダンサーキラー」などと、失礼な呼び方をしております(笑)
さ、いよいよ出てまいりました「Hula Hālau O Kamuela」のご一行様。
アテクシ達が作ったレイが、日の目を見る!!と思っておりましたところ・・・・
なっ!!!ない!!!レフアのレイがない!!ハラのレイだけで、レフアはなし!なんで?どうしてぇ~~~~~~・・・・Σ(T▽T;)グワァ~~~~~ン・・・
ふと、クム・カウイを見れば、その首にはモリモリのレフアのレイが・・・・・・( ̄Д ̄;)ドボジデ~~~
あ、お題を言うのを忘れてました。お題は「He Mele Aloha No Puna 」。ローナさんのCDに収録されておりまするこの曲、シットリと素敵な曲でございました。
昨年のカムエラは「どうしちゃったのぉ?」と首をひねるくらい暗かった!そりゃそうだ、あれやこれやでクム・カウイ大変だったし(ノ_-。)。
でも、精鋭軍団復活という感じで、やっぱここの子達はうまいわ。
そして、私たちがヘロヘロになるまで頑張ったレイ。どうして本番使われなかったかと申しますと。
結局本数、足りなかったんだってさ~~~。
・゚゚・( ̄┏Д┓ ̄°*) ・゚゚・。ウワァーン!!
クム・カウイから指定のあった130本のレイ。私らがホテルを出て、会場に向かう頃には「なんとか揃いそう」ということだったのに。
結局最終的にクムが納得する数に至らなかったそうで。
なもんで、そのレイ、バンドの皆さん始め、クム・カウイとクム・クネバ・ムックさんらダンサーではない皆さんの首にかけられたという結果になりました(笑)カムエラのあとに出てきたイカヴェキューのクムの首にも、なんだか多分同じレフアのレイが大量にあったってことは、あげたのかもしれませんね(゚ーÅ) ホロリ
カムエラのお嬢さん達が表現したこのメレ。ハワイ島プナ地区の美しい自然を歌った内容でもあるので、髪飾りは極楽鳥でジーナ先生が芸術的に飾り付け、首にはハラの実で作ったレイをかけておりました。赤いドレスにオレンジのレイが相まって、美しいBODYにそれはそれはエレガントに映えておりました。
ま、いいよ、レフアのレイ、もったいなかったけど。(笑)いい経験できたもの、と一同。
(*TーT)人(TーT*)ガンバッタジブンニカンパイ・・・・
なんてことを話していたら、お次はやってまいりました、白馬の王子様、クム・トリニダットのハーラウ「Ka Leo O Laka I Ka Hikina O Ka Lā)」。
お題は「Eleu Mikimiki 」
鳥の羽根に似たベストを着て、シャイで引っ込み思案の女性に、モジモジしてないで、もっと積極的に恋をしなきゃ、とハッパをかけるメレです。
イケメン揃いのこのハーラウ、でもなんか今年はパッとしなかったと思ったのは、アテクシだけでしょうか?
クム・トリニダットのこの表情は何を思っていたのでしょうか?(笑)レイはモリモリのオハイアリィ?
入れ替わりに入ってきたのは、Hālau I Ka Wēkiuのクム、お二人。
でも、お次のハーラウは「Hālau Hula Olana」。クム・オラナ・アイ先生のハーラウです。
お題は「Mele No Kaho`olawe 」。ハワイ8島の一つ、カホオラヴェ島のメレ。長い間、アメリカの軍事訓練基地の一つとして、砲弾の練習場になっていたカホオラヴェ島をハワイアンの持ち物に、自然に返そうという内容の歌です。レイはカホオラヴェ島のオフィシャルフラワー、ヒナヒナのレイでございました。
ここのハーラウの衣装は、オラナ・アイ先生のご主人で、クムでもありミュージシャンでもあるハワードさんのデザインだとお聞きしました。毎年、ぎょっとするような素敵な(笑)衣装で、ちょっと他所のハーラウとは、違った衣装なのが、毎回楽しみです。
さて、お次は「Hālau I Ka Wēkiu」のワヒネで「Ku`u Pua Punahele 」。ここのクムが作詞作曲されたメレ。先生と生徒の絆あっての、フラ、人生と歌いあげる内容。 な~んかでも、イカヴェキューにしては物足りなさ感が残ったパフォーマンスでありました。
黄色いレフア「レフアマモブラッサム」を、絶滅したハワイのマモ鳥(黄色い羽根を持ってた)にたとえてます。クム達が演奏し、歌っております。
さてさて、なんだか長いブログになってますが、最後まで行っちゃいましょう(笑)
お次はいよいよ「Kawaili`ulā」、クム・チンキー・マーホエ先生のハーラウです。
チンキー先生、ホイケナイトの伝説のワイマープナの一員。圧巻のカヒコを踊ってくださった中で、他の方たちが、結構ヨロヨロ危なかった中、微動だにせず、まったく年齢を感じさせないフラで、「さすが!チンキー!」と皆で喜んで声援を送っておりました。今年は絶対「優勝」狙ってくると思ってたとこのお題が「Green Rose Hula / pilialoha」
ジョン・k・アルメイダ作曲の有名なこのメレ。うちのハーラウでも大好きで、よく踊る曲です。アンクル・エドから習ったそれは「クラップインスタイル」で踊ってても見てても楽しいフラでしたが、チンキー先生のところも素敵なフラでした。
もちろん、レイもハクもグリーンローズ。
ちょっとスパイシーな女性を好きになって口説く恋愛のメレ。締めはピリアロハだなんて、結果オーライってのがよくわかりますね(笑)。
さて、お次はハワイ白百合女学院、またや、ハワイアン修道会ってな雰囲気で、いつもお上品で地味なイメージのハーラウ「Hālau Mōhala `Ilima」でございます。
実はアテクシ、ここのフラあまり好きじゃなかったんです。毎年メリモの入賞。そんなに美女揃いでもなく、なんか全体的に見て地味ってイメージが強くて、ビジュアル的にファンではなかったんです。だがしかし、今年はどんだけこのハーラウが素晴らしいか、ようやくわかったような気がいたしました。
ってか、席が後ろから見たのがよかった。そう、ここのハーラウのステップの正確なこと、揃ってること、そして基本にどんだけ忠実に踊ってることか!これが後ろの席から、よ~~~く見えたんです。←前から見て気づけよ(^▽^;)。
お題は「Ninipo Ho`onipo 」。ハワイ島ヒロの女性がパナエヴァというところに逃げて、本当に好きな人と逢引して、幸せになるという内容らしいです。ここのハーラウには珍しくティーリーフスカートでのアウアナ。それもアップテンポ。踊りの角度といいタイミングといい、申し分がなかったと思いました。どのオラパもこの舞台で完璧に踊りきってる感じがいたしました。
「あ~、だからここは毎年入賞するんだね」と改めて納得。地味だのなんだのというレベルでしかモノをみれない自分に反省です(笑) (・・*)ゞ ポリポリ
ほら、ぞっとするほどスカートの開き加減から高さまで揃ってるでしょ?(笑)
この曲はリリウオカラニ女王様が作った曲です。女王様自身、結婚されず終わりましたが、この曲は「恋愛成就」な曲。きっと女王様にも人知れず偲んだ恋があったのかもしれません。(゚ーÅ) ホロリ
そして、クム・デシルバ先生、ほんとに人格者と申しましょうか、目が合ってもいつもニッコリして下さり、お優しいクムでございます。
さ!いよいよ最後のハーラウ「Hālau I Ka Wēkiu」の登場。
もう見慣れた顔が揃っておりますv(≧∇≦)v イェェ~イ♪イケメンキタ~~。
トリを飾った曲は、地元ご当地ソング「 Mahalo E Hilo Hanakahi 」!v(≧∇≦)v いえぇぇぇぇいっ♪
メリーモナークの会場、ヒロの町を讃えて褒めちぎりまくった歌ですもん、もう盛り上がるなと言われてもそれは無理!!曲が始まったら場内すでに割れんばかりの歓声と手拍子!
場内、皆で合唱始まっちゃったし!!(笑)もちろんアテクシも一緒に歌いながら観戦!(笑)
そして、もうこれ以上盛り上がりようがないほど盛り上がって、最後は観客全員スタンディングオベーション!m(;∇;)mアテクシは、こんな光景の中に自分も入れて、カンゲキの極みでございました。
はぁ~~、いろいろ会ったけど、来てよかった!見られてよかった!
フラの神様、八百万の神様、我が家のご先祖様、ありがとう、ありがとう!(笑)
ということで、結果は次号に続きます。
51枚も一気におサシンupしたの、オラ初めてだ。
疲れたっぺよ~~~(笑)
ということで、残りは次号に続くのでございました・・・・φ(≧_≦)ハァ~~~、ナガカッタ!