最近、どっぷりはまってる「映画」があります。
1年前に公開上映されてたのも、オスカーがどうとか言ってたのも、なんとなく頭の隅にあったんだけど、アンテナがそちらを向いていなかったらしく、全然気にもとめてなかった映画。
「ファミリーツリー(邦題)」
ハワイを舞台にしたある家族の物語です。主演はジョージ・クルーニー。
これを何げにスカパーで録画していたのを忘れてて、空いた時間にぽっかり見たならば。
いやぁ~~~はまったのなんのって。
その後、三日に一度は見てる、しつこさ!(笑)
原題は「THE DESCENDANTS」(ディセンダンツ。子孫、という意味)
この映画、アカデミー賞の脚色賞を獲得しとります。この脚色賞というのは、その年にかなり流行ったという証みたいなもんなんです。
だのに、公開時に見てもなかったアテクシ。なんでだったんだろ?Σ( ̄ε ̄;|||・・・イマサラキョネンノコトナンカオボエテネェヨ・・・・
実は好きなんです、ジョージ・クルーニー・・・・イヤァ~♪(*゚∀゚`*)ゞハッハッハァ~ッ。だのに見に行かなかったなんて・・・・(笑)。
ストーリーはググってもらうと一番簡単なんですがΣ(;;´□`)ノォィォィ・・マタマルナゲカ~~イ?
簡単に言うと・・・・
ハワイの王族の流れを継いだ一族の末裔である主人公(ジョージ・クルーニー)が膨大な先祖からの土地(所有信託権が7年後に迫り、その土地を処分しなくてはならない)を所有してるのに、弁護士として働き、その給与のみで家族とオアフ島で暮らしていました。主人公は仕事に打ち込みあまり家族を顧みなかった。財産があるのにそれを使わせてもらえない活動的な妻はある日ボートレースの事故で植物人間になってしまいます。家を出てハワイ島の全寮制学校に入学して素行の悪い長女、反抗期と母親の事故と相まって、これまた思いっきりグレかけてる10歳の次女。その二人の面倒を見ることになった主人公は、子供達から総スカンを食います。まったく意思疎通がなかった関係が、母親の事故で露呈してしまった一家。
そこにまた複雑なことに、植物人間になってしまった母親が実は浮気中で、本気で主人公と別れたがっていたことを、長女の激白で知ってしまいます。動揺し激高するうちに、その浮気相手に妻がもう長くはないと知らせると娘に打ち明けます。大反対する娘ですが、なぜか父親と一緒にそれを成し遂げるべく協力し始めます。長女の彼氏(頭が悪い典型的ヤンキー)と次女と一緒にカウアイ島のハナレイまで浮気相手に会いに行き、ついでにまもなく自分の所有権がなくなるカウアイ島の美しい所有地を訪れる主人公。
カウアイ島で親戚と会い、土地の処分の仕方を相談する主人公は、ひょんなことから浮気相手が、この土地を手にいれるべく妻に接近したことに気づきます。そして浮気相手の家に娘と乗り込み、なんとか浮気相手の妻に気づかれることなく、浮気相手本人を恫喝する主人公。しかし悪いことすりゃ妻にバレル。オアフに戻った主人公一家の病室に、当の浮気相手の妻が訪れます。全てを知ったその妻は憎いはずの植物人間の妻を混乱しながらも許すと泣き叫びました。
その後寝たきりで意識のない妻に、心の底から自分の過去の非を詫び、別れを告げる主人公。グレてた二人の娘も、いろんなことを経て、父と寄り添い始めます。そして人工呼吸器を外された妻は天国へ。その遺灰をハワイの海へ散灰するシーンで映画は終わります。
・・・ってはしょって言えばこんな感じ。
でもって、何がよかったかって、そりゃクールでナイスガイなジョージ・クルーニーがうだつの上がらぬオトッツァン役をしてるのがよかった(笑)色んなことが起こりくたびれ果てたオッサンを好演しとります。そして娘役の2人もよかったんだけど、あたしゃ娘の彼氏役の子も好きでした。良くも悪くも「アメリカ人」のわがままがあちこちに出てる映画なのですが、劇中に出てくるハワイの風景がこれまたよかった。ハワイ在住の人から見れば「ベタっしょ~~、こんなとこ~~」と言うような場面も多々あったとは思いますが(笑)。
でもって、一番素晴らしかったのは、全編に流れる音楽がオールハワイアンミュージックだったからなんです。
それも、その場面場面にあった、意味深な(それもピッタリくる)音楽ばっかし!!この映画の音楽スーパーバイザーってのが「ドンディ・バストーン」さんという方。どんな方か存じ上げませんが、「なんでこの場面にこんな音楽を!」と絶賛したいようなタイミングと音色で流れてくる名曲の数々。それを聞いてるだけでもこの映画を見てよかったなぁ、としみじみ出来る訳でして。この映画のサウンドトラックが、ビルボード World Albums部門で1位に輝いています。
冒頭から「ギャビー・パヒヌイ」さんの渋い枯れた歌声が流れてくるのですが、このギャビーさんの声を聞いて思い出したことが(ΦωΦ+)・・・。
このギャビーさん、スラック・キー・ギター・マスターであり、伝説的なミュージシャンとしてあまりにも有名。しかし59歳でお亡くなりになってます。で、この方の息子さんもそのギターの名手。ギャビーさんそっくしなんでございますよ。あまつさえ声までクリソツ。CDなんぞ聞いてると「どっち?」と思うくらい。お名前を「シリル・パヒヌイ」さんとおっしゃいます。
で、一昨年行ったハワイ島のメリーモナーク。その時も泊まったホテルはあのオンボロナニロアリゾートホテル。そこの地下?1階の朝食会場の庭で(海に面して景色だけはいい)一人のホームレスのおっさんみたいなのが、空き缶一つを前に、朝もハヨからギターを抱えてハワイアンを歌ってたんです。で、周りはほぼ日本人のフラおばさんの団体ばかりでして。で、そのおっさんの前のテーブルに誰も座ろうとしないの。で、他のフラおばさん達、せっかく歌ってくれてるのを、思いっきり無視して、朝飯かっこむのに大忙し。なもんで、空いてる席がそこだけだったのもあり、そこに座ったら、ギターのおっさん、ちゃんとマイクつけて歌ってる訳でして。「あ、ホテルのサービスでこういう人が歌ってんだな」と思っていたのも束の間。「ん?この歌声に、このギターの音色・・・・・あたし、知ってる・・・・ってか、CD持ってるし・・・って、!Σ(*゚д゚*)ハッ!!!この人「シリル・パヒヌイ」さんじゃんかさ~~~~~~!どっひゃ~~~~~」とびっくりしたわけです。(笑)で、当のご本人は、だ~~れも注目してくれないので(もちろんチップもなし)思いっきりつまんなそうな顔して歌ってる(笑)で、一緒に行った御姐様方に言っても「なんか汚いオッサンだわねぇ」と興味なし(笑)一人で興奮してた私は、財布も持ってなかたので、チップすら差し上げられず、「ただ聴き」してた訳ですが、帰りきわ、こっそり「あなたシリルさんですよね。私あなたとあなたのお父さんのCD持ってて、あなたのファンです」って握手してもらったら、そんときだけちょっぴり嬉しそうなお顔をしてくださったのを思い出しました(笑)( ̄▽ ̄;)ッテセツメイナゲェヨ・・・。
って冒頭、その方のお父さんのギャビー・パヒヌイさんの渋い声から始まります。
そして、この映画はカウアイ島のハナレイビーチが出てくるので、ちょうど今「ハナレイムーン」という曲をやってるクラスの生徒さん達にこの映画のことを説明してお勧めしてみたというわけでした。
ハワイは8島。一番メジャーな島がダイアモンドヘッドで知られる「オアフ島」でしょうか?キラウエア火山で今なお噴火を続けてる島「ハワイ島」そして映画では8島中一番最古の島「カウアイ島」のハナレイビーチやキプ・カイビーチを望む美しいキプランチ(牧場)などが出てきます。
フラする人も、しない人も、ハワイがちょっとでも好きな人なら、見る価値のある映画だと思います。
うちの生徒さん達には「レンタルビデオ屋」で借りて見るべし!と業務連絡を回しております(笑)( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
そういえば、「プリンセス・カイウラニ」も見てないんだよなぁ・・・・
どっちかといえば、映画館に足を運ぶのはホラーだとか、ジブリだとか、あとはドンパチ物とか(笑)こういう味のある映画も、もっと映画館で見なきゃあきまへんなぁ・・(´~`ヾ) ポリポリ・・・と反省するアテクシでございました。
ジョージとうちのハズバンドは実は同い年!マジ(。>ω<。)デェェェ??ド~シテコンナニチガウノサァ・・・・〓■●ポテッ