震災9日目。
今宵の月は「スーパームーン」というそうです。
月が19年ぶりの大接近をして、普段よりも14%大きく、30%も明るいとか。
それを聞いて先ほど庭に出てみました。
やはり大きくて黄色みが濃いお月さまでした。
このスーパームーンの時、なぜか大地震が多いと。
スマトラ大地震の時も、このスーパームーンだったらしく。
月と地球の不思議な関係に驚いたのでありました。
さて、今日は天気がよく晴天。暖房がない部屋で厚着をしてたのを、ちょっと薄着にして
身体が軽くなりました。お天道様ってなんてありがたいのでしょう。
そんなマッタリとした家から市中に出ると、相変わらず給油の長い列が目に入ります。
我が家の近所は一人暮らしのお年寄りが多く、何かと今回のことでも巡回?をしては
気を配っていたのですが、「灯油を分けてくれ」と言われ、夫が我が家もほとんどない
灯油を分けてあげてしまいました。
私的には「うっ」と一瞬胸が詰まったのですが、その時頭にぽっかり浮かんだのが
「お互い様」と「シェア」という言葉。
そう。こういう時だからこそ「シェア」しなければ。口で言ってないで実践しなければ。
もうすっかりカラになったホームタンクを夫婦して見て「なんとかなるさ」と言い合った昼間でした。
TVでは震災後の救援の様子や、被災者の様子が伝わってきます。
絶望的なところにいる人々が手を携え、困難辛苦に立ち向かってるのを見ると
ただひたすら感動して、胸を震わせてます。
そんな午後、被災した友人から、携帯の写メールをもらいました。
「我が家の前の光景です。今日震災後初めて物資、卵4個トマト2個水1リットルが配給になりました」と書いてあり、添付された写真がこれでした。
改めて「お互い生きててよかったね」としみじみ話し合いました。
「ガソリンが補給できたら、会いにいくよ!」と励まして電話をきりましたが、またしばしこの写真をみては言葉にならない思いを胸の中にしまいました。
そして昨夜。一人お風呂に入っていた時(我が家温泉なのでお湯は出るのです)なぜかこの歌を唐突に思い出し、涙にくれてしまいました。
今までHULAをしてて、こんなに胸にせまった曲はなかった。
こんなに悲しみが深くしみた曲は初めてでした。
きっと今後生きて行く上で、何かあったら、この歌に戻り、原点に返れるそんな歌になるんではないかと。
アンクル・エドに習ったこの曲は、私の心の一番深いところに降り立ち、そして居続けひっそり育つ。
そんな予感がします。
↓ここをクリックしてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=v3kIsPWllbM
ハワイ島のミロリというところを、津波が襲い、村ごと流されてしまったの内容の歌。
人々が荷物を持ち、手をとりあい、赤ちゃんを抱き締め、逃げ惑う。行方不明だった子供が海辺の洞窟で奇跡的に発見され、みな神に感謝し、うれし涙にくれた・・・という大雑把ですが、そんな内容です。
アンクルに教わった時は、漠然としか思い浮かばず踊っていたのですが、今回の津波はその漠然さを奪い去っていきました。
そんな凄まじい出来事を、こんな切なく胸うつ歌にできるハワイの人は、なんという心の持ち主なのでしょう。
スーパームーンを見ながら、そんなことを思う夜でした。
“La `Elima” La elima o Pepeluali Waimaka helele`i ke alanui 2月5日涙が道を覆います Paiki pu`olo pa`a i ka lima Waimaka helele`i i ke alanui! バッグをしっかりと掴みます。涙が道路を覆います。 Penei pepe `alala nei He hu`i ma`e`ele kou nui kino 赤ちゃんが泣きわめく。悲しみで身体が麻痺します。 Ha`ina `ia mai ana ka puana He mele he inoa no Miloli`i 物語は伝えられていきます。これはMiloli`iの歌。