8月の初旬に、宮城県の栗原市にある「伊豆沼」に行ってまいりました。
目的は「蓮」の鑑賞。
この「伊豆沼」灌漑用人造湖で、湿地保全のため、「ラムサール条約」に日本で二番目に登録された沼として有名。水鳥、渡り鳥などがたくさん飛来する沼としても有名です。
この「ラムサール条約」ってのは、湿地の保存に関する国際条約で、水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で制定されたもの。
なんとアテクシの住む山形県にも大山上池・下池(おおやまかみいけ・しもいけ)という、このラムサール条約に指定された沼があるんですよ~~~。
一番最初の登録は北海道の釧路湿原。
ぬわんと!日本には2014年現在37か所もこのラムサールに指定された場所があるんですって(@。@)/スゲ~~~!!
伊豆沼は東京ドーム67個分に、この時期「蓮」が一面に咲いていて、そこを遊覧ボートに乗ってユルユルと鑑賞できるんです。
30分かけて沼を一周する遊覧ボート、お一人様¥700。
水音と鳥の囀りしか聞こえない水面に浮かぶ、蓮。
まるで、ほんとに、そこは「極楽浄土」のようで。
しばし、浮世から意識は離れて、幽玄な世界に意識は飛ぶような・・・・な~~んちゃって(笑)
乗客はカメラやビデオ、タブレットなどそれぞれ手に乗り込みます。
船頭のおじさんがゆっくり船を進めてくれて、たっぷり30分の極楽浄土への旅でした。
こちらは、また近くの小さな沼なのですが、一面びっしり蓮に埋め尽くされてました。
お次は宮城県大崎市の三本木にある「ひまわり」の丘へ。40万本以上のヒマワリが出迎えてくれました。
駐車場は有料だったんだけど、領収証にここのヒマワリのタネが入ってたのがうれしかったよ。
「タイガー蓮」という種類らしく、伊豆沼にあった数倍の大きさ、見事さ!
そして、その蓮の咲くお堀の前にある「秋田県立美術館」へ。これは2階のカフェより望んだ光景。なんてオサレさんなんでしょう!
目的は、これ。水玉おばさんこと「草間彌生展」を観に美術館を訪れたのでした。唯一、この部屋だけサシン撮影可能。しらないオネーサンが映っちゃったけど(笑)
さまざまなオブジェに絵画に。一歩間違えると「狂気」と隣り合わせのその芸術に時間を忘れて見入りました。
なんか子供の頃、大好きだった「岡本太郎」に似た雰囲気。
「あたしはピカソより、誰より一番になりたいの。毎日描きたいの」という言葉が92歳の彌生さんの口から漏れる。すごいことだよ。
その後、秋田名物の「稲庭うどん」を堪能して帰路についたのですが。
今年の夏は「蓮」づいた暑い夏でございました。