そういえば、ミス・アロハの写真はありません。私はホテル観戦でその日は過ごしたからです。
でも最初っからしっかり見てましたよ~~。とにかくどの方のパフォーマンスも素晴らしかった!
なんたって人生かけての晴れ舞台なはず。幼少の頃よりの夢が「ミス・アロハ」なのですから。
どのハラウのどのクムも舞台袖で、なんともいえない愛情あふれたまなざしで見守る姿が印象的でした。
中には涙ぐんでおられるクムもあり。この晴れ舞台に至るまで、それぞれどんなドラマがあったかと思うと
見る方もジ~ンときてしまいます。
さてソロももちろん、フラの魅力は群舞にもあります。カヒコナイトでは、楽器を使ってのパフォーマンスが多くて驚きましたが、今年のアウアナの傾向はどんなものか、見る方も毎年楽しみ。
しかし、どのハラウも「日本人」が多くて驚きました。日本からどんどんハワイに行き、直にハワイの指導者の元で習う方が増えたということですよね。時代が変わったというか(なんかこんな風に書くと年寄り臭いですが・笑)。
さて、’Auana nightの始まりです。
1. Halau ma pua o uluhaimalama [Keolaokalani]
地元ヒロの若手クム。一番最初の出番、まだ客席も完全には埋まってない、ちょっと熱気にかける出だしをどうパフォーマンスしてくるのか、見る方も若干緊張する気がします。ここで勢いつくとグンと盛り上がりが始まると思うのは私だけでしょうか?
2. Na hula o kaohikukapulani [Ka nani o koke'e]
クム・アルキーザ、カウアイのクムです。なのでカウアイの美しい「koke’e」をメレにしっとり踊ってくれました。
3. Halau ke kia’i a o hula [He lei makana]
このメレは、クム・アロハ・デリレイの次女?の同じくミス・アロハでクムのカウィさんが、長女で姉のクム・カプアのために作った曲だと、プログラムを見て、初めて知りました。
そしていつもお世話になってるクム・カピオラニ・ハオのハラウのパフォーマンス。濃紺の衣装に黄色の花で、家族の愛をしっとりしっかり表現してくれました。なんだか見てて号泣に近いほど涙涙で!!見れば我ら一行も同じ状態(笑)鼻かんで、涙拭きながらの応援となりました。ミュージシャンBOXでは、クム・アンティとカビカの息のあった演奏に、カビカのちょっと太い美声が響き渡ってました。そしてクムはいつもステージまん前のジャッジの後の通路の真ん中で、ハウマナ達が踊るのを見守ってくれてました。そしてステージを下りた皆を暖かく迎えて帰る姿に、これまた号泣!なんて暖かい!ほんとに感動をいただいたパフォーマンスでありました。
4. Halau keali’i o nalani [He'eia]
クム・サバロスのパフォーマンス。なんとこの踊りが始まったとたん、雷の影響で、音響にものすごい雑音が入ってしまうというBIGトラブルがあって、見ててどうなることかと思ってしまいました。音響スタッフは舞台下で、自分の首に手を引いて「首チョンパ」の真似をして「おれ、このあと首だよ、絶対!!」と嘆いてるのが見えて(笑)でも、スタッフがどんなに気をつけても、雷で電気的に生ずるノイズは防ぎようがないのでは?と思いましたが・・。
そして舞台に上がりパフォーマンスが始まってしまった、ナラニのカネ達は、そんなことに動じる様子も微塵もなく踊りきり、大喝采を浴びてました。ほとんど音楽が聞き取れないのに、一糸乱れずに踊りきった彼らに称賛の拍手は鳴りやみませんでした。でもフラの神様は意地悪だな~と思わず、思ってしまった。クム・サバロスが舞台袖で、微動だにせず、少し眉をしかめ、それでも毅然と立っていたのが立派でした。くぅ~~~(>_<)。